ちいさなうぐいす
小さな鶯

冒頭文

ちひさな鶯 雪のつもつた 枝から枝へ ちひさな鶯 あをい羽根して ぴよんぴよん渡る 小枝さらさら 雪はちらちら ちらちら動いて 羽根はあを あアをい鶯なぜ鳴かぬ うぐひすよ うぐひすよ ちひさな鶯寒(さア)むいか 寒くばどんどと 火にあたれ ど

文字遣い

旧字旧仮名

初出

「小さな鶯」弘文館、1924(大正13)年5月

底本

  • 若山牧水全集 第九巻
  • 雄鶏社
  • 1958(昭和33)年12月30日