ごちゅうにっき 11 (じゅういち)
其中日記 11 (十一)

冒頭文

自省自戒節度ある生活、省みて疚しくない生活、悔のない生活。孤独に落ちつけ。——物事を考へるはよろしい、考へなければならない、しかしクヨクヨするなかれ。貧乏に敗けるな。——物を粗末にしないことは尊い、しかも、ケチケチすることはみじめである、卑しくなるな。酒を味へ。——うまいと思ふかぎりは飲め、酔ひたいと思うて飲むのは嘘である。水の流れるやうに、雲の行くやうに、咲いて枯れる雑草のやうに。自然観賞、人生

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 山頭火全集 第八巻
  • 春陽堂書店
  • 1987(昭和62)年7月25日