ミケルさいのせいじゃ
ミケル祭の聖者

冒頭文

九月二十八日はミケルマス(ミケル祭)といつて、聖(セント)マイケルを記念する祭日である。むかしはミケルマスの前夜にはたいそう賑やかな催しがあり、幾組かのあたらしい婚約者も出来あがる慣はしであつたさうだが、現代ではどの聖者の祭日もみんな同じやうなもので、先づおミサに始つて、それから家々で飲んだり食べたり騒いだりするものらしい。 おもてむきの解説では聖(セント)マイケルはキリスト教の聖者であ

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 燈火節
  • 月曜社
  • 2004(平成16)年11月30日