せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕

冒頭文

序 これは私が大正三年秋二十二歳の時一高を退学してから、主として、二十七歳の時「出家とその弟子」を世に問うまで、青春の数年間、孤独の間に病を養いつつ、宗教的思索に沈みかつ燃えていた時代に、やはり一高時代のクラスメートで、大学卒業前後の向上期にありし久保正夫君および久保謙君に宛てて書き送った手紙を編み集めたものである。 両君とも一通も失わずに保存していて下さった。 もと

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 青春の息の痕
  • 角川文庫、角川書店
  • 1951(昭和26)年4月30日、1965(昭和40)年10月30日31版