れんかこうしゅ
蓮花公主

冒頭文

膠州(こうしゅう)の竇旭(とうきょく)は幼な名を暁暉(ぎょうき)といっていた。ある日昼寝をしていると、一人の褐色(かっしょく)の衣を着た男が榻(ねだい)の前に来たが、おずおずしてこっちを見たり後を見たりして、何かいいたいことでもあるようであった。竇(とう)は訊いた。 「何か御用ですか。」 褐衣(かつい)の人はいった。 「殿様から御招待にあがりました。」 竇は訊いた。

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 聊斎志異
  • 明徳出版社
  • 1997(平成9)年4月30日