おくじょうのきょうじん
屋上の狂人

冒頭文

人物 狂人  勝島義太郎   二十四歳 その弟   末次郎   十七歳の中学生 その父   義助 その母   およし 隣の人   藤作 下男    吉治    二十歳 巫女(みこ)と称する女 五十歳位 時 明治三十年代 所 瀬戸内海の讃岐(さぬき)に属する島 舞台 この小さき島にては、屈指の財産家なる勝島の家の裏庭。家の内部は結(ゆ)いめぐらした

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 菊池寛 短篇と戯曲
  • 文芸春秋
  • 1988(昭和63)年3月25日