こうじょうこう
考城隍

冒頭文

予(わたし)(聊斎志異の著者、蒲松齢)の姉の夫の祖父に宋公、諱を燾(とう)といった者があった。それは村の給費生であったが、ある日病気で寝ていると、役人が牒(つうちじょう)を持ち、額(ひたい)に白毛のある馬を牽(ひ)いて来て、 「どうか試験にいってくださるように。」 といった。宋公は、 「まだ試験の時期じゃない。何の試験をするのだ。」 といって承知しなかった。役人はそれには返

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 聊斎志異
  • 明徳出版社
  • 1997(平成9)年4月30日