りゃんちん ――じょにかえて――
涼亭 ――序に代へて――

冒頭文

蒲留仙 五十前後の痩(や)せてむさくるしい容(なり)をしている詩人、胡麻塩(ごましお)の長いまばらな顎髯(あごひげ)を生やしている。 李希梅 留仙の門下、二十五、六の貴公子然たる読書生。 葉生  浮浪人、二十六、七の背のひょろ長い髪の赤茶けた碧(あお)い眼の青年。 村の男 旅人  甲、乙。 山東省淄(し)川の某山村の街路にある涼亭(りゃんちん)。それは街路の真中に屋根をこしらえ、

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 聊斎志異
  • 明徳出版社
  • 1997(平成9)年4月30日