たびにっき
旅日記

冒頭文

年頭所感—— 芭蕉は芭蕉、良寛は良寛である、芭蕉にならうとしても芭蕉にはなりきれないし、良寛の真似をしたところで初まらない。 私は私である、山頭火は山頭火である、芭蕉にならうとも思はないし、また、なれるものでもない、良寛でないものが良寛らしく装ふことは良寛を汚し、同時に自分を害ふ。 私は山頭火になりきればよろしいのである、自分を自分の自分として活かせば、それが私の道である。       ×

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 山頭火全集 第七巻
  • 春陽堂書店
  • 1987(昭和62)年5月25日