ちゃのほん 02 やくしゃのことば
茶の本 02 訳者のことば

冒頭文

この『茶の本』はかつて『亡羊(ぼうよう)』に載せた訳に多少筆を加えまとめてこの文庫に収めたものである。『特殊の風格を備えたる先生の英文は翻訳をもってしては到底その真味を伝うる能(あた)わざるとともにその本旨にももとるものあるべきをおそれ……』その抄訳(しょうやく)さえも天心全集に収められなかったものを、私ごとき者が全訳を企てたのは全く叛逆(はんぎゃく)である。しかし、日本人でありながらことに英文に

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 茶の本
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1929(昭和4)年3月10日、1961(昭和36)年6月5日第38刷改版