ほたるのとうだい
蛍の灯台

冒頭文

著者より 童謡は、童心から生れる言葉の音楽であります。童心から生れる言葉の音楽が、芸術的価値があつたならば、童謡と言ふことが出来ます。 又、童謡は、童心から発した自然詩であると言ふことも出来ます。童心から発した自然詩は、純真不磷の芸術であります。純真不磷の芸術が歌謡であつたとき童謡となるのであります。 童謡は、童心より生発する言葉の音楽であり、自然詩でありますから、表

文字遣い

新字旧仮名

初出

よいよい横町「東京日日新聞」1926(大正15)年1月4日、雨降りお月さん第一節「コドモノクニ 臨時増刊」1925(大正14)年1月、雨降りお月さん第二節(原題 雲の蔭)「コドモノクニ」1925(大正14)年3月、梅の小枝「コドモノクニ」1926(大正15)年2月、俵はごろごろ「金の星」1925(大正14)年12月、田甫の鳥追ひ「日本少年」1926(大正15)年1月、兎が来い「金の星」1926(大正15)年2月、狐の提灯「金の星」1926(大正15)年3月、一本橋「金の星」1925(大正14)年7月、雪こんこん(原題 雪雪こんこん)「幼年倶楽部」1926(大正15)年2月、木の葉の駈けくら「少年時代」1925(大正14)年10月、お馬と仔馬「婦人倶楽部」1926(大正15)年2月、鳥の番雀の番(原題 番ごつこ)「金の星」1925(大正14)年10月、鳶のお昼寝(原題 鳶の昼寝)「金の星」1925(大正14)年11月、お猿の顔「幼年倶楽部」1926(大正15)年1月、霜夜の狐「コドモアサヒ」1924(大正13)年11月、雀の使ひ「少女倶楽部」1925(大正14)年1月、粉雪「週刊朝日」1924(大正13)年1月1日、カツコ鳥「コドモノクニ」1925(大正14)年5月、高野山「金の星」1924(大正13)年9月、はぐれ鳥「金の星」1924(大正13)年7月、おめめとおてて「コドモノクニ」1924(大正13)年4月、箱根の山「コドモノクニ」1924(大正13)年6月、蟹の御飯炊き「コドモノクニ」1924(大正13)年7月、鼠の嫁入「金の星」1924(大正13)年1月、かもめ「コドモノクニ」1925(大正14)年6月、尾上の松「コドモノクニ」1925(大正14)年1月、機織り「コドモノクニ」1925(大正14)年2月、鼠の小母さん「金の星」1924(大正13)年1月、七つ星「コドモノクニ」1925(大正14)年4月、芒の穂「金の星」1924(大正13)年11月、影踏み「金の星」1923(大正12)年10月、眠り亀の子「金の星」1923(大正12)年11月、雀の機織り「金の星」1924(大正13)年3月、宮城野の萩「金の星」1924(大正13)年8月、秋の月(原題 石山寺の秋の月)「金の星」1924(大正13)年10月、こほろぎ遊び「金の星」1924(大正13)年10月、かくれんぼ「金の星」1924(大正13)年3月、雲雀の水汲み「金の星」1924(大正13)年5月、鶯の夢「婦女界」1925(大正14)年1月、藪の下道「金の星」1924(大正13)年6月、赤とんぼ(原題 金魚と鶏)「金の船」大正11年4月、お母さんと一緒「児童の心」大正11年8月、銀の鈴「児童の心」大正11年10月、お客にゆく日「児童の心」大正11年5月、柿の木「児童の心」大正11年1月、山ほととぎす「少年倶楽部」1924(大正13)年7月、兎のダンス「コドモノクニ」1924(大正13)年5月虫の音楽「少年倶楽部」1924(大正13)年9月、螢の飛行機「少年倶楽部」1924(大正13)年8月、四つの星「少年倶楽部」1924(大正13)年2月、案山子「少年倶楽部」1924(大正13)年10月、お留守「コドモノクニ」1924(大正13)年9月、夜明け烏(原題 夜明けの空)「婦女界」1924(大正13)年9月、一ツ目小僧「主婦之友」大正11年4月、松虫(原題 可哀想な松虫)「コドモノクニ」1924(大正13)年10月、木の葉「コドモノクニ」1924(大正13)年12月、夢とり「金の星」1924(大正13)年4月、羊来い(原題 羊よ来い来い)「金の星」1924(大正13)年4月、あわて鬼「少年倶楽部」1924(大正13)年6月、鳶の笛吹き「少年倶楽部」1924(大正13)年5月、兎と狸「少年倶楽部」1924(大正13)年11月、霜夜は寒い「少年倶楽部」1924(大正13)年12月、あの山蔭「金の星」1925(大正14)年3月、雀踊り「金の星」1925(大正14)年2月、子供と象「婦人倶楽部」1925(大正14)年11月、鳩さん茶買ひ「金の星」1925(大正14)年8月、ひとり旅「コドモノクニ」1925(大正14)年12月、お供は後よ「コドモノクニ」1925(大正14)年10月、榧の実「コドモノクニ」1925(大正14)年9月、ねむの木「コドモノクニ」1925(大正14)年8月、螢の燈台「コドモノクニ」1925(大正14)年7月、鼠・蛙・鬼「コドモノクニ」1926(大正15)年1月、牛舎の仔牛「コドモアサヒ」1924(大正13)年2月、こんこん狐「婦女界」1924(大正13)年12月

底本

  • 定本 野口雨情 第三巻
  • 未来社
  • 1986(昭和61)年3月25日