ごちゅうにっき 08 (はち)
其中日記 08 (八)

冒頭文

唐土の山の彼方にたつ雲は ここに焚く火の煙なりけり 一月一日 ・雑草霽れてきた今日はお正月・草へ元旦の馬を放していつた・霽れて元日の水がたたへていつぱい けふは休業(ヤスミ)の犬が寝そべつてゐる元日 ・椿おちてゐるあほげば咲いてゐる・元日の藪椿ぽつちり赤く・藪からひよいと日の丸をかかげてお正月・お宮の梅のいちはやく咲いて一月一日・空地があつて日が照つて正月のあそび  湯田温泉・お正月のあつい

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 山頭火全集 第七巻
  • 春陽堂書店
  • 1987(昭和62)年5月25日