衆人皆有以。而我独頑似鄙。我独異於人。而貴食母。 ——老子第二十絶学無憂章—— 訣別の辞に代えて ところが今日、僕はふと「寒い」と思ったのだ。僕はきっと夢を見て来たのに違いない。 —Etudes Ⅰ— 一明君「自己の思想を表現してみることは、所詮(しょせん)弁解にすぎない」 右の最後の反省と共に、僕はこの小さな三つのノートを、君の手に渡そうと思う。 長い間筆を捨てて来た僕が臨終の直前