はなもようおんなけんげき
花模様女剣戟

冒頭文

1 ドレスの流行のように、映画も演劇も春の虹のように刻々と流行が変って行く。近頃は花が開いたように果然! 女剣戟流行時代と化して、日本全国津々浦々、劇団が乗り込んで来ると、絵看板は女だてらにあられもない、銀蛇の日本刀を颯爽とひらめかし、荒くれ男をバッタバッタとなぎたおす眼もあやなる極彩色にぬりつぶされて行く。 「いやもう驚くほかはありません。この三、四年圧倒的に人気のあったレビュー、ストリップ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 猿々合戦
  • 要書房
  • 1953(昭和28)年9月15日