ごちゅうにっき 07 (しち)
其中日記 07 (七)

冒頭文

花開時蝶来 蝶来時花開 七月廿六日 曇、雨、蒸暑かつた、山口行。 △心臓いよ〳〵弱り、酒がます〳〵飲める、——飲みたい、まことに困つたことである。 朝、学校の給仕さんがやつてきて、山口へ出張の樹明君からの電話を伝へる、——今日正午、師範学校の正門前で待つてゐる、是非おいでなさい、——そこでさつそく出かける、上郷駅まで歩いて、九時半の汽車で湯田へ。 千人風呂にはいつて髭を剃る

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 山頭火全集 第六巻
  • 春陽堂書店
  • 1987(昭和62)年1月25日