しごニズムじゅっかい
四五ニズム述懐

冒頭文

四五ニズムも今では想ひ出になってしまったが、ああ云ったものは何時の時代にも何処かで存在してゐるのではないかと僕には思はれる。それで四五ニズムに就いて少し改めてメモを作ってみる。 まづ四五ニズムの語義から明かにすべきだが、これは四五人のグループに於いて自づから相互間に発生した風習又は雰囲気とでも呼ぶべきものだらう。ただし、四五ニズムと云ふ言葉が出来た頃は既に四五ニズムは衰微しかけてゐた。四

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 普及版 原民喜全集第一巻
  • 芳賀書店
  • 1966(昭和41)年2月15日