ゆしまもうで
湯島詣

冒頭文

紅茶会  三両二分  通う神  紀の国屋段階子  手鞠の友  湯帰り  描ける幻朝参詣  言語道断  下かた  狂犬源兵衛半札の円輔  犬張子  胸騒  鶯白木の箱  灰神楽  星 紅茶会 一 「紅茶の御馳走(ごちそう)だ、君、寄宿舎の中だから何にもない、砂糖は各々(めいめい)適宜に入れることにしよう。さあ、神月(こうづき)。」 三人の紅茶を一個々々(ひとつひとつ)硝子杯(コップ)に煎(せん

文字遣い

新字新仮名

初出

「湯島詣」春陽堂、1899(明治32)年11月23日

底本

  • 泉鏡花集成3
  • ちくま文庫、筑摩書房
  • 1996(平成8)年1月24日