さくらさくしま はるのかはたれ |
| 桜さく島 春のかはたれ |
冒頭文
[#ここから手書き文字]暮れゆく春のかなしさは歌ふをきけや爪弾の「おもひきれとは死ねとの謎か死ぬりや野山の土となる」[#ここで手書き文字終わり] 隅田川(すみだがは)「春信(はるのぶ)」の女(をんな)の髪(かみ)をすべりたる黄楊(つげ)の小櫛(おぐし)か月(つき)の影(かげ)。「どうせ売(う)られる身(み)ぢやほどに静(しづ)かに漕(こぎ)やれ 勘太殿(かんたどの)」 人買(ひとかひ)秋(
文字遣い
新字旧仮名
初出
底本
- 桜咲く島 春のかはたれ
- 洛陽堂
- 1912(明治45)年2月24日