序詩 空の上に、雲雀は唄を唄つてゐる渦を巻いてゐる太陽の光波(なみ)にまかれて唄つてゐる—— 時雨唄 雨降りお月さん暈(かさ)下され傘(からかさ)さしたい死んだ母(かか)さん、後母(あとかか)さん時雨の降るのに下駄下され跣足(はだし)で米磨(と)ぐ死んだ母さん、後母さん柄杓(ひしやく)にざぶざぶ水下され釣瓶が重くてあがらない死んだ母さん、後母さん親孝行するから足袋下され足が凍えて歩けない死ん