すずがとおる
鈴が通る

冒頭文

[#ここから2段組み] 人間 そめ かつ かじや さぶ  農夫 しげ 馬方 仲買 おかみ 娘一 男の子 吏員一 助役 吏員二 農夫 吏員三 吏員四 娘二 青年 女教師 旅の女 [#ここで2段組み終わり] どこかで鶏がトキを作っている。 かつ (なにかしながら)まったく、因果な事だよう。毎月毎月、二十六日になりさえすりゃ、夜の明け

文字遣い

新字新仮名

初出

「人間」1953(昭和28)年6月号

底本

  • 三好十郎の仕事 第三巻
  • 學藝書林
  • 1968(昭和43)年9月30日