じゅうにしこう 11 ねずみにかんするみんぞくとしんねん
十二支考 11 鼠に関する民俗と信念

冒頭文

明けまして子年となると、皆様一斉に鼠を連想する。子の年は鼠、丑の年は牛と、十二支に十二禽を割り当る事、古く支那に起って、日本・朝鮮・安南等の隣国に及ぼし、インドやメキシコにも多少似寄った十二物を暦日に配当した事あれど、支那のように方位に配当したと聞かぬ(拙文「四神と十二獣について」)。清の趙翼(ちょうよく)の『陔余叢考』三四にいわく、『春風楼随筆』に、『唐書』にキルギス国では十二物で年を紀して寅年

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 十二支考(下)
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1994(平成6)年1月17日