よにんのへいたい
四人の兵隊

冒頭文

出征文人の一員、林芙美子のリユツクサツクのなかへはいつて、わたしの心持も行くといふと奇矯にきこえるが、わたくしの兵隊さん慰問文が、おぶつていつてもらふことになつた。思ひがけない嬉しさなので、どうしてもそのことから書かなければ氣がすまない。 芙美子は電話で優しくいつてくれた。五通ばかりお書きなさい。よい場處へ、畫鋲で貼つて來てあげます。 それをきいた時の感は、迦陵頻伽(がりようび

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 随筆 きもの
  • 実業之日本社
  • 1939(昭和14)年10月20日