しょうせつ えんちょう
小説 円朝

冒頭文

序 夕月淡く柳がくれの招き行燈(あんど)に飛ぶ禽(とり)落とす三遊亭圓朝が一枚看板、八丁荒しの大御所とて、焉(いずく)んぞ沙弥(しゃみ)より長老たり得べけむや。あわれ年少未熟の日の、八十八阪(さか)九十九折(つづらおれ)、木の根岩角(いわかど)躓き倒れ、傷つきてはまた起(た)ち上がり、起(た)ち上がりてはまた傷つき、倦(う)まず弛(たゆ)まず泣血辛酸(きゅうけつしんさん)、かくして玉の緒も絶

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 小説 圓朝
  • 河出文庫、河出書房新社
  • 2005(平成17)年7月20日