ほしあかり
星あかり

冒頭文

もとより何故(なにゆゑ)といふ理(わけ)はないので、墓石(はかいし)の倒(たふ)れたのを引摺(ひきずり)寄(よ)せて、二(ふた)ツばかり重(かさ)ねて臺(だい)にした。 其(そ)の上(うへ)に乘(の)つて、雨戸(あまど)の引合(ひきあは)せの上(うへ)の方(はう)を、ガタ〳〵動(うご)かして見(み)たが、開(あ)きさうにもない。雨戸(あまど)の中(うち)は、相州(さうしう)西鎌倉(にしか

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 鏡花全集 巻四
  • 岩波書店
  • 1941(昭和16)年3月15日