さんじゃくかく
三尺角

冒頭文

一 「…………」 山(やま)には木樵唄(きこりうた)、水(みづ)には船唄(ふなうた)、驛路(うまやぢ)には馬子(まご)の唄(うた)、渠等(かれら)はこれを以(もつ)て心(こゝろ)を慰(なぐさ)め、勞(らう)を休(やす)め、我(おの)が身(み)を忘(わす)れて屈託(くつたく)なく其(その)業(げふ)に服(ふく)するので、恰(あたか)も時計(とけい)が動(うご)く毎(ごと)にセコンドが鳴(な)

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 鏡花全集 第四巻
  • 岩波書店
  • 1941(昭和16)年3月15日