ようきょくとがだい
謡曲と画題

冒頭文

下手の横好きと言いますか、私は趣味のうちでは謡曲を第一としています。 ずっと以前から金剛巌先生について習っていますが今もって上達しません。べつだん上手になろうともしないせいか、十年一日のごとく同じ下手さをつづけている次第です。 謡曲をやっていますと身も心も涼風に洗われたように清浄になってゆく自分を感じるのであります。 謡曲にもちゃんとした道義観とでもいうものがあって、

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 青眉抄・青眉抄拾遺
  • 講談社
  • 1976(昭和51)年11月10日