やまでらの おしょうさんが びょうきに なりましたので、かわりに こぞうさんが だんかへ おきょうを よみに いきました。 おきょうを わすれないように、こぞうさんは みちみち よんで いきました。 キミョ ムリョ ジュノ ライ すると なたねばたけの なかに うさぎが いて、 「こぼうず あおぼうず。」 と よびました。 「なんだい。」 「あそんで おいきよ。」