カキツバタいっかげん
カキツバタ一家言

冒頭文

花がつみまじりにさけるかきつばたたれしめさして衣にするらん   公実 狩人の衣するてふかきつばた花さくときになりぞしにけり      基俊 カキツバタはだれもよく知っているアヤメ科イリス(Iris)属の一種であって、Iris laevigata Fisch. の学名を有する。シベリア、北支那方面からわが日本に分布せる宿根草で、水辺あるいは湿原に野生し、わが邦では無論かく自生もあれど、通

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 花の名随筆6 六月の花
  • 作品社
  • 1999(平成11)年5月10日