あめだま
飴だま

冒頭文

春のあたたかい日のこと、わたし舟(ぶね)にふたりの小さな子どもをつれた女の旅人(たびびと)がのりました。 舟(ふね)が出ようとすると、 「おオい、ちょっとまってくれ。」 と、どての向こうから手をふりながら、さむらいがひとり走ってきて、舟にとびこみました。 舟(ふね)は出ました。 さむらいは舟のまん中にどっかりすわっていました。ぽかぽかあたたかいので、そのうちにいね

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • ごんぎつね 新美南吉童話作品集1
  • てのり文庫、大日本図書
  • 1988(昭和63)年7月8日