うられていったくつ
売られていった靴

冒頭文

靴屋(くつや)のこぞう、兵助(へいすけ)が、はじめていっそくの靴(くつ)をつくりました。 するとひとりの旅人(たびびと)がやってきて、その靴(くつ)を買いました。 兵助は、じぶんのつくった靴(くつ)がはじめて売れたので、うれしくてうれしくてたまりません。 「もしもし、この靴(くつ)ずみとブラシをあげますから、その靴(くつ)をだいじにして、かあいがってやってください。」

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • ごんぎつね 新美南吉童話作品集1
  • てのり文庫、大日本図書
  • 1988(昭和63)年7月8日