おうさまとくつや |
| 王さまと靴屋 |
冒頭文
ある日、王さまはこじきのようなようすをして、ひとりで町へやってゆきました。 町には小さな靴屋(くつや)がいっけんあって、おじいさんがせっせと靴(くつ)をつくっておりました。 王さまは靴屋(くつや)の店にはいって、 「これこれ、じいや、そのほうはなんという名まえか。」とたずねました。 靴屋(くつや)のじいさんは、そのかたが王さまであるとは知りませんでしたので、 「ひとにものをきくなら、も
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- ごんぎつね 新美南吉童話作品集1
- てのり文庫、大日本図書
- 1988(昭和63)年7月8日