こどものすきなかみさま
子どものすきな神さま

冒頭文

子どものすきな小さい神さまがありました。いつもは森の中で、歌をうたったり笛(ふえ)をふいたりして、小鳥やけものと遊んでいましたが、ときどき人のすんでいる村へ出てきて、すきな子どもたちと遊ぶのでした。 けれどこの神さまは、いちどもすがたをみせたことがないので、子どもたちにはちっともわかりませんでした。 雪がどっさりふったつぎの朝、子どもたちはまっしろな野っぱらで遊んでいました。す

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • ごんぎつね 新美南吉童話作品集1
  • てのり文庫、大日本図書
  • 1988(昭和63)年7月8日