にほんひんしろん
日本品詞論

冒頭文

(一)語根 日本品詞組織の考察は動詞の解体からのを便利とする。先づ其の構造の基礎的要素として語根語尾の二部を対立せしめることに付いては、誰も異存の無いはずである。ところが、此の両者の結合の工合に両様の状態がある。 (一)語根×語尾 (二)語根+語尾 と云ふ風な体製を見るのである。(一)は語根と語尾とが融合してをつて二部に分つことの出来ぬもので、一見語原組織の交錯して居る様に思は

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 折口信夫全集 12
  • 中央公論社
  • 1996(平成8)年3月25日