今ここに会社を立てて義塾を創(はじ)め、同志諸子、相ともに講究切磋(せっさ)し、もって洋学に従事するや、事、もと私(わたくし)にあらず、広くこれを世に公(おおやけ)にし、士民(しみん)を問わずいやしくも志あるものをして来学せしめんを欲するなり。 そもそも洋学のよって興(おこ)りしその始を尋ぬるに、昔、享保の頃、長崎の訳官某等(ら)、和蘭通市の便を計り、その国の書を読み習わんことを訴えしが、速や