がっこうのせつ (いちめい、けいおうぎじゅくがっこうのせつ)
学校の説 (一名、慶応義塾学校の説)

冒頭文

一、世に為政(いせい)の人物なきにあらず、ただ良政の下に立つべき良民乏(とぼ)しきのみ。為政の大趣意は、その国の風俗、人民の智愚にしたがい、その時に行わるべき最上の政を最上とするのみ。ゆえにこの国にしてこの政あり、かの国にしてかの政あり。国の貧弱は必ずしも政体のいたすところにあらず。その罪、多くは国民の不徳にあり。 一、政を美にせんとするには、まず人民の風俗を美にせざるべからず。風俗を美にせんと

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 福沢諭吉教育論集
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1991(平成3)年3月18日