ふるさと
ふるさと

冒頭文

はしがき 父(とう)さんが遠(とほ)い外國(ぐわいこく)の方(はう)から歸(かへ)つた時(とき)、太郎(たらう)や次郎(じらう)への土産話(みやげばなし)にと思(おも)ひまして、いろ〳〵な旅(たび)のお話(はなし)をまとめたのが、父(とう)さんの『幼(をさな)きものに』でした。あの時(とき)、太郎(たらう)はやうやく十三歳(さい)、次郎(じらう)は十一歳(さい)でした。 早いものですね。あの本

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 名著復刻 日本児童文学館  11
  • ほるぷ出版
  • 1973(昭和48)年3月