はるとしゅら だいにしゅう
春と修羅 第二集

冒頭文

序この一巻はわたくしが岩手県花巻の農学校につとめて居りました四年のうちの終りの二年の手記から集めたものでございますこの四ヶ年はわたくしにとってじつに愉快な明るいものでありました先輩たち無意識なサラリーマンスユニオンが近代文明の勃興以来或いは多少ペテンもあったではありませうがとにかく巨きな効果を示し絶えざる努力と結束で獲得しましたその結果わたくしは毎日わづか二時間乃至四時間のあかるい授業と二時間ぐら

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 宮沢賢治全集1
  • ちくま文庫、筑摩書房
  • 1986(昭和61)年2月26日