ばくまついしんかいこだん 65 がっこうへほうしょくしたぜんごのはなし
幕末維新懐古談 65 学校へ奉職した前後のはなし

冒頭文

これから話の順序が学校へ奉職(はい)った時分のことにちょうどなって参ります。今日はそのはなしを致しましょう。……ところが随分迂闊(うかつ)なことでありますが、私は自分の拝命する学校を知らなかったというようなわけであった。 明治二十二年の二月十一日は憲法発布式の当日でありましたので、東京市中は一般のお祝いで大した賑わいでありました。市中はいろいろな催しもの、行列などがあり、諸学校でも教員が

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 幕末維新懐古談
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1995(平成7)年1月17日