にほんぶんしょうのはっそうほうのおこり
日本文章の発想法の起り

冒頭文

一古代の文章の特徴と云ふと、誰しも対句・畳句・枕詞・譬喩などを挙げる。私はかういふ順序で話して行きたい。 対句———畳句↓譬喩 → 枕詞 ← 序歌    ↑    └──────┐           │矚目発想——待想独白——象徴畳句は不整頓な対句であつて、対句は鮮やかに相等を感ぜさせる畳句である。其起りは神憑(ツ)きの狂乱時の言語にあることは、他に言うた。気分に於て、ほゞ思考の向きは知れて居て

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 折口信夫全集 1
  • 中央公論社
  • 1995(平成7)年2月10日