がぞくひんこんふ |
| 雅俗貧困譜 |
冒頭文
人物 押川 進 三十一妻なる子 二十四持山六郎 三十二妻なぞえ 二十五陽々軒女将 三十五摺沢 六十紙屋 二十五印刷屋 十八製本屋 四十五彦 十六 場所 東京の裏街の二階家。電話もない小出版社、北極書院の事務所兼住宅。階下は玄関とも三間で、中央の八畳に、テーブルを二つ並べ、これが主人押川進の事務を取るところ。部屋の周囲には、堆高き書籍の山。 一 押川進がテー
文字遣い
新字旧仮名
初出
「経済往来 第八巻第八号(夏季増刊新作三十三人集)」1933(昭和8)年7月5日
底本
- 岸田國士全集6
- 岩波書店
- 1991(平成3)年5月10日