やせがまんのせつ 04 やせがまんのせつにたいするひょうろんについて
瘠我慢の説 04 瘠我慢の説に対する評論について

冒頭文

一月一日の時事新報に瘠我慢(やせがまん)の説(せつ)を公(おおやけ)にするや、同十三日の国民新聞にこれに対する評論(ひょうろん)を掲(かか)げたり。先生その大意(たいい)を人より聞き余(よ)に謂(いい)て曰(いわ)く、兼(かね)てより幕末外交の顛末(てんまつ)を記載(きさい)せんとして志を果(はた)さず、今評論の誤謬(ごびゅう)を正す為(た)めその一端を語(かた)る可(べ)しとて、当時の事情を説(

文字遣い

新字新仮名

初出

「明治十年丁丑公論・瘠我慢の説」時事新報社、1901(明治34)年5月2日

底本

  • 明治十年丁丑公論・瘠我慢の説
  • 講談社学術文庫、講談社
  • 1985(昭和60)年3月10日