おとしたいっせんどうか
落とした一銭銅貨

冒頭文

雀(すずめ)が一銭銅貨(いっせんどうか)をひろいました。 雀(すずめ)はうれしくてうれしくてたまりません。 ほかの雀(すずめ)をみると、 「ぼくおかねをもってるよ。」 といって、くわえていた一銭銅貨(いっせんどうか)を砂(すな)の上においてみせてやりました。 さて、日ぐれになりました。すこしくらくなってきました。 「や、遊びすぎちゃった。これはたいへんだ。」

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • ごんぎつね 新美南吉童話作品集1
  • てのり文庫、大日本図書
  • 1988(昭和63)年7月8日