かにのしょうばい |
| 蟹のしょうばい |
冒頭文
蟹(かに)がいろいろ考えたあげく、とこやをはじめました。蟹(かに)の考えとしてはおおできでありました。 ところで、蟹(かに)は、 「とこやというしょうばいは、たいへんひまなものだな。」と思いました。と申(もう)しますのは、ひとりもお客さんがこないからであります。 そこで、蟹(かに)のとこやさんは、はさみをもって海っぱたにやっていきました。そこにはたこがひるねをしていました。 「もしもし、た
文字遣い
新字新仮名
初出
底本
- ごんぎつね 新美南吉童話作品集1
- てのり文庫、大日本図書
- 1988(昭和63)年7月8日