エスペラントのはなし
エスペラントの話

冒頭文

エスペラントの話を聴きたい、よろしい、やりませう。しかし先月の事だ、彩雲閣から世界語といふ謂はゞエスペラントの手ほどきのやうなものを出した、あの本の例言に一通り書いて置いたが、読んで下すつたか。え、まだ読まない、困つたねえ、ぢや仕方がない、少し重複になるが、由来からお話しませう。と云つて何も六(むづ)かしい由来がある訳ではないが、詰(つま)り必要は発明の母ですね、エスペラントの発明されたのも畢竟(

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 現代日本文學大系 1 政治小説・坪内逍遙・二葉亭四迷集
  • 筑摩書房
  • 1971(昭和46)年2月5日