ばくまついしんかいこだん 50 たいびょうをしたときのことなど
幕末維新懐古談 50 大病をした時のことなど

冒頭文

ちょうどこの彫工会発会当時前後は私は西町にいました。 その節、彼の三河屋の老人と心やすくなって三河屋の仕事をしたことは前に話しましたが、その関係上、少しでも三河屋の方に近くなる方が都合がよかったので、老人の勧めもあって、仲御徒町(なかおかちまち)一丁目三十七番地へ転宅しました。西町の宅よりも四丁ほど近くなったわけでした。 さて、彫工会の発会等もすべて落着し私はこれから大いにやろ

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 幕末維新懐古談
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1995(平成7)年1月17日