ばくまついしんかいこだん 49 はっかいとうじおよびそのごのことなど
幕末維新懐古談 49 発会当時およびその後のことなど

冒頭文

当日は会の発表祝賀会を兼ねて製作展覧を催したのでありました。 展覧の方は今日のように硝子箱(ガラスばこ)に製品を陳列するなどの準備などは無論なく、無雑作なやり方ではあったが、牙彫(げちょう)の製品はかなり出品があって賑やかであった。木彫の方は私は都合が悪くて出品しませんでしたが、林美雲が一点だけ牙彫の中に混って出品しました。 発会式は非常な景気で諸万からお遣い物などが来て盛大を

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 幕末維新懐古談
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1995(平成7)年1月17日