ばくまついしんかいこだん 48 かいのなのことなど
幕末維新懐古談 48 会の名のことなど

冒頭文

そこで、この会名の相談になったのでありますが、牙彫家(げちょうか)の集団の会であるから、牙彫の「牙(げ)」という文字を入れるか、入れないかという間題になった。 無論牙彫の人たちばかりのこと故、「牙」を入れるが当然であるが、しかし、御相談を受けて私もその席上にあってこの話を聴(き)いていたことであったが、元来、私は牙彫師でないのにかかわらず、この会合の仲間に這入(はい)って来ているので、或

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 幕末維新懐古談
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1995(平成7)年1月17日