ばくまついしんかいこだん 47 ちょうこうかいのなりたちについて
幕末維新懐古談 47 彫工会の成り立ちについて

冒頭文

この頃になって一時に種々(いろいろ)の事が一緒に起って来るので、どの話をしてよろしいか自分ながら選択に苦しみますが、先に日本美術協会の話をしたから、引き続き、ついでに東京彫工会のことについて話します。 東京彫工会というものの出来たのは、妙なことが動機となって出来たのであります(ちょっと断わって置きますが、その当時の彫刻家は全部牙彫(げちょう)という有様であった)。その彫刻界に一つの刺撃が

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 幕末維新懐古談
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1995(平成7)年1月17日