ひらがげんないとりものちょう さんのうさいのおおぞう
平賀源内捕物帳 山王祭の大像

冒頭文

普賢菩薩(ふげんぼさつ)のお白象(はくぞう) チャッチャッチキチ、チャッチキチ、 ヒイヤラヒイヤラ、テテドンドン…… 「夏祭だ」「夏祭だ」「天下祭でい」「御用祭だ」「練って来た、練って来た。あれが名代の諫鼓鶏(かんこどり)……」「お次は南伝馬町(みなみでんまちょう)の猿の山車(だし)」「日吉鷲平(ひよしわしへい)の猿の面。あの山鉾(やまぼこ)ひとつで四千五百両とは豪勢なものでござります」 …

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 日本探偵小説全集8 久生十蘭集
  • 創元推理文庫、東京創元社
  • 1986(昭和61)年10月31日