ばくまついしんかいこだん 37 いもののしごとをしたはなし
幕末維新懐古談 37 鋳物の仕事をしたはなし

冒頭文

とかくしている中、また一つ私の生活に変化が来ました。 それは牛込(うしごめ)神楽坂(かぐらざか)の手前に軽子坂(かるこざか)という坂があるが、その坂上に鋳物(いもの)師で大島高次郎という人があって、明治十四年の博覧会に出品する作品に着手していた。 これは銀座の三成社(鋳物会社)が金主となって大島氏に依嘱したものであるが、その大島氏と息子に勝次郎(後に如雲と号す)という人があって

文字遣い

新字新仮名

初出

底本

  • 幕末維新懐古談
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 1995(平成7)年1月17日